9月16日(金)から17日(土)にかけてのトップリーグ第4節は、今季でも屈指の好カードが集中した節となりました。
首位を走るヤマハ発動機は、優勝候補と目されている東芝に40-6で圧勝。神戸製鋼は27-7でトヨタ自動車に快勝。
そしてサントリ―は、3連覇中の王者パナソニックを45-15と圧倒。開幕戦でヤマハに敗れて後がない優勝候補に対し、トリプルスコアでサントリーが勝つという結末は大きな話題となりました。
試合後の記者会見で、パナソニックのロビー・ディーンズ監督は
「(会見を)やった方がいいですか?」
と試合を振り返りたくない様子。HO堀江翔太キャプテンは、
「(ディフェンスは)見てのとおりです。(何が悪いか)わかっていれば修正できた」
と、サントリーに6トライを献上したことに対し、やや言葉少なでした。
そんな中、ディーンズ監督が好材料として挙げたのが、
この試合でトップリーグ公式戦デビューを果たしたWTB福岡堅樹選手でした。
「選手のパフォーマンスは全体的に良くなかったが、
(CTBリチャード・)バックマンと福岡はいい選手になれる可能性を見せてくれた」
彼らは期待に応える活躍をしたという評価でした。
メイン画像の福岡選手、この日に限らずボディーバランスが素晴らしい!
少々姿勢を崩されてもすぐに立て直し、鋭いランを見せてくれます。
サントリーにとって危険な選手の一人になりました。
15人制に続き7人制日本代表でもリオ五輪で活躍し、
ついにトップリーグの舞台で持ち味を発揮した若き韋駄天。
今後もパナソニックで、そして日本代表での活躍が期待されそうです。
<取材・文・写真/齋藤龍太郎(楕円銀河)>